テレビや雑誌等でよく表現されている「血液さらさら」という言葉。医学的には適切な表現とは言えませんが、実際には血液の状態をイメージしやすい表現として使われています。ではどんな状態を「血液さらさら」というのかというと、血糖やコレステロール、中性脂肪等の成分の血液中の含有量が適切な状態を言います。
例えば砂糖水をイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、砂糖水をそのまま置いておくと、コップの周りに砂糖の塊が付着します。血液も同様に、血糖値が高いということは血液が砂糖水の状態になっていますから、血管の内側にその糖分が付着しやすくなります。その状態が長く続くと、血液が通れる(流れる)スペースが狭くなったり血管がもろくなってしまうのです。脂肪や老廃物も同様です。
血液の状態は食生活はもちろんのこと、睡眠不足や運動不足、ストレスや喫煙などの生活習慣が大きく影響します。ですから、日ごろから血液をキレイな状態にキープすることを心がけることが大切になります。
クエン酸は梅干やレモン等に含まれる酸味のモトです。お酢とは異なり、無色または白色の粉末になります。水に溶けやすく蒸発しにくい酸ですので、鼻につんとくるような香りはありません。
クエン酸には体を弱アルカリに保つ働きがある上、「乳酸」という疲労のモトになる物質を分解する働きがあるため、疲労回復効果も期待できます。
クエン酸そのものは体の中の代謝機能に関わり、ブドウ糖がエネルギーとして使われる時に働きます。ですから、血液中の栄養分をエネルギーとして利用することに役立つのです。その結果、血液をさらさらに保つことにも役立つと考えられています。
最近では飲むお酢として、黒酢やりんご酢など様々なお酢が売られていますが、なぜお酢は体に良いのか、どのくらいの方がご存知でしょうか??
お酢は酢酸(さくさん)という酸のことですが、体内に入るとクエン酸に変わります。体を弱アルカリ性に保つ働きがあると同時に、血管を拡張させて血圧を下げる働きもあります。また、クエン酸と同様、ブドウ糖をグリコーゲンという形に変えてエネルギーとして利用できるように働きますので、コレステロール値を安定させるのも役立ちます。
ただし、何事も摂りすぎには注意が必要です。お酢を摂り過ぎると利尿作用があり、トイレが近くなってしまったり、最近では砂糖や蜂蜜などを添加して、飲みやすいお酢が販売されていますので、本来の目的とは異なった成分を多く摂りすぎてしまうこともありますので気をつけてください。
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